【国の教育ローンとは?】
本来は子供の大学などの進学資金は、資金計画を立ててプールしておくのが理想形ですが、手元資金が不足してしまうケースも少なくありません。そんな時に利用出来るのが国の教育ローンです。融資金利も年2.65%と民間を含めた教育ローンと比較しても相当低額で、さらに手続きもかなり簡単になってしまうのでとても利用しやすくなっています。
ですが、国の教育ローンは縮小していく傾向になってきています。その事も踏まえて国が支援している教育資金に関してご説明していきます。
【教育ローンと奨学金】
下記に主な教育ローンと奨学金の表をご紹介します。
| 公的制度 | 融資金利 | 概要 |
|---|---|---|
| 国の教育ローン | 年2.65%(固定) | 保証料負担を金利概算すると約1%。融資額上限は1人200万円 |
| 財形教育融資 | 年2.9%(固定) | 財形貯蓄制度を利用している従業員が対象。融資上限金額は財形貯蓄残高の5倍(最大450万円)まで |
| 第2種奨学金 | 年1.8%(固定) 年1.3%(変動) |
大学・大学院・高等専門学校などの学生に貸与。上限金利は3%。 |
国の教育ローンは縮小していく傾向?
行政改革の一環として、教育ローンの国の関与度合いを少なくするような方針の為、縮小傾向となってきています。その流れで、国の教育ローンは国民生活金融公庫が扱っていますが、2008年10月より収入制限が今までより厳しくなります。
これまでは子供の人数にかかわらず世帯年収が990万円(給与所得者の場合)までなら融資を受けられましたが、2008年10月からは子供の人数によって対象の額が変動してしまいます。
具体的には、子供が1人の場合は世帯年収が790万円まで、子供が2人の場合は世帯年収が890万円まででないと融資がうけられなくなってしまうようになりました。
中学・高校から国の教育ローンを使うのはダメ?
このように低金利の国の教育ローンは縮小傾向となっていますので、利用するとしても大学進学の資金として利用したいところです。子供の中学・高校の進学資金として教育ローンを使ってしまうと当然大学まで利用することになります。そうなってしまうと、ご自身の老後の資金計画まで回らなくなってしまいますので、中学・高校でローンが必要になる場合は、ムリせず公立を選ぶというのも一つの手段です。